第一大蔵卿

第一大蔵卿(だいいちおおくらきょう、:First Lord of the Treasury)は国庫を預かる女王陛の大蔵卿委員会 (Lords Commissioners of Her Majesty Treasury) の主席者のこと。

1714年大蔵卿 (Treasurer) が廃止されるのに伴い、王室財政を担当する機関として大蔵卿委員会が創設され、その長として第一大蔵卿は出発した。ウォルポール以後は事実上の首相となり、以降財政を司るのは大蔵卿委員会の次席である第二大蔵卿 (Second Lord of the Treasury) を兼務する財務大臣 (Chancellor of the Exchequer) となった。

首相 (Prime Minister) はその後も俗称にすぎなかったが、1905年になって正式な官職となった。わずかな例外を除いて首相は第一大蔵卿を兼任するのが慣例である。

なお、イギリスでは宮廷内の財務を扱う大蔵省 (Treasury) と国財政を扱う財務省 (Exchequer) は別箇の官庁であったが、現在のイギリスでは国家財務の諸機能は大蔵省に統合されている。

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