漫画
『漫画』(まんが)とは、狭い定義では笑いを企図した絵をいう。これは「戯画(カリカチュア)」の概念と近い。広い定義では、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「落書き」なども含み、幅広い意味を持つ。
「漫画」という言葉自体は、1798年に発行された絵本『四時交加』の序文では、山東京伝により「気の向くままに描く」という意味の言葉として使用されている(「平常、舗中ニ在ツテ梧ニ凭リ、偶、夫ノ貴賎士女老少等ノ大路ニ交加スル所ヲ漫畫シ」)[ 山東京伝『四時交加』(1798年) 序文]。1814年の葛飾北斎の北斎漫画により、戯画風のスケッチを指す「漫画」という言葉は広った。現代における「漫画」と同じ意味で、初めて「漫画」という用語を使用したのは、北澤楽天である。[清水 勲 『日本 漫画の事典』 p53-54およびp102-103 ISBN 4-385-15586-0 ]北澤楽天は明治期に日本に入ってきた「comic(コミック)」と「cartoon(カートゥーン)」の訳語として「漫画」という言葉を使用し、以後この意味での「漫画」が定着した。
外来語である「アニメーション」(アニメ)という言葉が1970年代後半に一般化する前には、アニメ作品、テレビアニメ、アニメ映画及び児童向けのドラマ(特撮作品を含む)も「漫画」「まんが」「マンガ」と呼んでいた。(例 「東映まんがまつり」「まんが日本昔ばなし」など)このため中高年を中心に今でもアニメや特撮番組を漫画、あるいはテレビまんがと呼ぶ者もいる。
ビジネスの世界では漫画絵のことをしばしば「ポンチ絵」と呼ぶ。これは、イギリスの風刺漫画雑誌パンチをもとに日本国内で創刊された、日本最初の漫画雑誌『ジャパン・パンチ』を語源とする。
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